絵を描く=芸術とは限らない!?
絵を描くことは、芸術家を育てることに限らないのでは?というのが私たちのワークショップで届けたいことのひとつです。絵の具セットの色は、決まっていますよね?色を混ぜることで、新しい色をつくれば色を増やしていけます。だから、混ぜましょう。色を増やすことで変わってくるこどもたちの手助け。今回は、絵の具のことを考えて見ましょう。
○ 本当は、知ってる?絵の具の話
絵の具セットでつくれない色があることをみなさんは、知っていますか?図画工作の時間。みなさんも絵の具使ったことありますよね?
例えば、絵の具は、水の量で色が変わります。そして、混ぜると色が変わります。ここまでは、知っていますよね?
みなさんもきっと体感としての絵の具であれば、深く知っていると思います。実は、みなさんも本当は絵の具に詳しいはずなのです。けれど。そのひとつひとつの体感が何なのか?を意識したことがある方はいますか?
カラダは、知っていても。言葉にならない。そんな絵の具のこと知るだけで、こどもたちとの時間が変わってきます。
○絵の具セットだけじゃダメなの?
そう思われている方も多いと思います。
いくらでも画材が買えるわけでは無いですし。絵の具セットだって、誰かが色々と選び抜いたモノであるはずです。
それを大前提に絵の具セット以外の新しい色について考えてみたいと思います。
カラフルが楽しいということは、みなさんが知っていることですよね。サラダも。車も。色が選べることは、とても嬉しいことです。
私たちは、色が選べることは、豊かさにつながることだと思っています。それは、例えば、思い込みを無くすことにつながると思うからです。
りんごは、赤色。空は青色。そう思い込んでしまいがちです。けれど。みなさんは、おいしい赤色や、一年に一度見ることができるかもしれない空の色を知っているはずです。
そんな風に新しい世界への扉を閉じてしまわないようにしたいと思います。そのためには、いつも同じものとの出会いに、新しい出会いを加えてみたいと思っています。
それに、選ぶ経験は、成長するほどに必要になってくることのように思います。選ぶことを重ねることも、絵を描くことやものづくりでは多く経験できます。絵の具セットの色もスバラシイです。けれど、色から別の世界へ旅して見ることもできます。
こどもたちに選ぶことのできる何かをそっと差し出して見ることそれは、世界の案内をすること。絵を描くことは、そういう魅力も備わっています。
○ 絵の具セットでは、つくれない色
絵の具を混ぜると。増えるものは、色の数です。けれど。ひとつだけ減るものがあります。
それは、『発色』です。
絵の具というのは、基本的に混ぜるほどに鮮やかさが失われていきます。色を混ぜると落ち着いた色になったり、混ぜる色の数が増えると濁ったような色になることもあります。(これが悪い色ということはないです。落ち着いた色の魅力もあります。)
例えば、鮮やかな色を使いたい場合。
主に2つの方法があります。
A_絵の具の原色をそのまま使う。
B_発色のいい絵の具と混ぜる。
そうです。絵の具セットでつくれない色は、
『発色のある色』です。
鮮やかな絵を描きたいときあたらしい絵の具加えて見てはいかがでしょうか?
(発色のいい色の魅力については、また改めてお伝えできればと思います。)
画材屋さんに行ってみましょう。すると何百種類もの絵の具が売っています。一見。色は、絵の具セットでつくれそうと思いがちなですが、実は違います。
画材屋さんに行ってみれば絵の具セットに無い絵の具があります。そして、混ぜてつくれると思い込んでいるけれど。絵の具セットの色にはない色もあるんです。
さらに絵の具は、色に加えて特徴を持った種類も多くあります。絵の具のこと知るだけで、絵を描くことがもっと楽しくなります。
こどもたちにとっても新しい食材と出会うことのように幅広い栄養をとるきっかけになるのではないでしょうか?
こどもたちを褒める方法を探しませんか?
最近、いつ自分が褒められたか?思い出すと嬉しくなりますよね。大人だって褒められると嬉しいです。
同じようにこどもたちを褒めませんか?
アルフェテ工作室がこどもたちを褒めるお手伝いをします。
誰だって、怒るより褒めたい。
けれど。なんて声をかけていいのか?言葉が出なかったり、感情的になってしまったり。
煽てるのと、褒めるのと。似ているけれど。
あれ、明確には難しいなぁとか。
もっと具体的にいうと。ものづくりの褒め方を知りたい。というみなさんは、いらっしゃいませんか?
大人がこどもたちの描く絵や工作。でかける言葉の多くは、すごいねー。かわいいねー。上手だねー。
の三拍子になってしまうということは、よくお話ししてる
と思います。
アルフェテ工作室は、これからこどもたちを褒めることについても、ワークショップやSNS。WEBページで取り組んでいこうと思っています。
実はこれまでもこどもたちを褒めることに取り組んできました。
こどもたちを褒めることは、まずは認めることにあると思っています。
私たち大人がちいさな声のなかにある大きなことを見逃さないことのためです。
これは、こどもたちを優秀な子に育てるとか、誘導するようなものではなく。
私たちが改めて探してきたことは、 褒めることは、見るこということでした。
つまり。褒めることに苦労するのは、何を見るのか?を知らないからかもしれないと思っています。
だから、本当は褒めることは愉しいです。
そこに何があるのか?これから紐解いていきたいことです。
そして、それを形にしていこうと思います。
こどもたちと関わる全ての人たちといろいろなアイディアの交換をするための実験をしませんか?
まずは、何を見ていくのか?私たちなりにお届けしていければと思っています。この続きは、また。
WORKSHOP
【参加者募集中】
http://arfete.com/?cat=26
アルフェテ工作室
京都、大阪、埼玉、岡山にてワークショップを開催。夏休みの宿題が終わってしまうものもありますよ。
こどものとき。図工の時間とか、作文とか、題名をつけるのが苦手でした。なんだか、上手く一言で言えないし、かっこつけているような感じも何か恥ずかしい。
それは、中学でも、高校でもどこかでそんな想いでした。高校のとき、なんにもわかっていない僕は、美術作品に『無題』という題名を着けた作品を見て。何だかズルいなぁと思いました。
例えば、アルフェテ工作室でも『こねこね惑星をつくろう』のワークショップでは、自分でつくった惑星に名前をつけてみます。
年齢によってはとっても難しいです。けれど、このとき一緒にものがたりを探すようにしています。
どんなことが気になってつくったんだろう?
つくった惑星には、どんな生き物が住んでいいるんだろう?惑星の絵本をつくるような感じでお話を一緒につくるこの時間が、こどもたちのことを知る楽しい時間です。
僕たちは、名前がつくことで理解出来るのかもしれません。名前が無いことを共通理解するのは難しいから。今まで無かった仕事。価値観。そういうもにに名前がついた瞬間に認識出来る。そして、流行る。
世界で一番数多く聞く名前は、おそらく自分の名前です。自分の名前を呼ばれて嬉しい人がいること幸せなことに思います。そういうふうにモノの名前は、僕たちを惹き付けると思っています。
こどもたちに言葉をかけるときも、出来るだけやさしく声をかけられるといいなぁと思ってます。
こどもたちにかける言葉を選んでるうち。
こどもたちの方がビックリするくらい力のある言葉を引き出されたりして、思わず笑ってしまうことが良くあります。
どこか増え続けるパズルみたいな感じ。読み解くたびに次の楽しい言葉が繋がって行きます。もともとこどもたちは、繋げることが得意です。楽しい繋げ方は、工作の魔法のひとつです。
最初からいい言葉を選ぼうとするのではなくて、たのしいことを積み重ねて行けたらと思っています。
そんなたのしいことを分け合うために言葉があればもっとたのしいはず。
呼びたくなる。ふれたくなる。
そういうふうにやさしい気持ちにさせてくれる名前。
おまじないみたいですね。
こどもたちと見つけて行けたらと思っています。
毎月開催の『魔女の工作室』『魔女のものづかい学校』では、できるだけ大きなスケッチブックを用意して頂くようにしています。
お母さんのみなさんに是非お聞きしたいのが絵を描く紙などの大きさの話です。
大きなサイズは、持ち運びや保管が大変ということで、小さいサイズの落書き帳やスケッチブックを使われる方が多いと思います。みなさんは、いかがでしょうか?
けれど。これもし可能であれば、できるだけおおきなサイズがオススメです。
ところで、自分のこどもの頃を思い出してみると新聞に挟まっているチラシの裏紙に良く落書きをした記憶があります。
今は、裏紙を探す方が難しく。フルカラー両面印刷のチラシが当たり前になりました。
裏紙の良かったところは、色が一枚ずつ違ったり、サイズや質感が色々あったこと。それが日帰りで手に入ったことにあるのでは?と思っています。
こどものものだから、大人がすべて用意するのではなくて。こどもなりに自分で獲得していくことにも価値があるように思うんです。
とはいえ。同じことは難しく。
だから、ほんの少しだけ応援する方法っていいのかもしれません。
例えば、画材置き場を一箇所だけつくって、そこに買って来たもの。取っておいたもの。の2種類を置いておきます。
もしできるなら大人のみなさんには、宝島をつくってもらいたいのです。
そのときのポイントをひとつ。
同じ宝をたくさん集めすぎないこと。
スケッチブックもいいけれど。
画用紙の大きさの種類を2種類以上にしてみるとか。
紙の色を増やしてみるとか。
ひとつからふたつになることは、実はすごい差になります。
豊かさって、選べることだと思うからです。
こどもの才能を伸ばすことって、大きな準備がいりそうですが。私たちが思うことは、ちいさな違いをつくることからでも始められるように思います。
大人ができることは経験するチャンスを奪わないこと。私たちなりにこどもたちと見つけてきたひとつの答えです。
一年に一度よりも、もう少し短い期間で取り入れていくことも大切。(スペシャルももちろん楽しいです)
大人は、成長の過程で世界の宝をみつけていくんではないでしょうか?だから、その宝を自分の懐に貯め込んでばかりいないようにしたいと思っています。
いろいろな島に配って宝島をつくれたのなら。海に出るこどもたちは、冒険を選ぶことができるように思います。
海は、大きく先が見えないですよね。だから遠くを見たり、近くを見たりできます。それにそのおおらかさが飛び込む勇気をくれるのも良いところかもしれません。
ところで、どうしてスケッチブックは大きいサイズがいいの?
この続きはまた。お伝えできればと思います。
アルフェテ工作室は、こどもたちといっしょに見つけたものをみなさんにシェアーすることも活動だと思っています。これは、お母さん。お父さんに限らず。直接的にこどもに関わっていないみなさんでも知ってもらっていいことだと思います。
アルフェテ工作室は、ものがたりのあそび方をご案内する活動です。ものづくりは、あくまでの一つの方法なんです。ワークショップを通じてみなさんと新しいじかんの過ごし方を見つけていけたらと思っています。
通過点になっている道は、目をつぶっているような道。
けれど。散歩は、通る道が目的地です。
アルフェテ工作室は、散歩も立派なあそびだと思っています。
鮮やかな色を奪われた枯葉も。
実は、一つずつ違う味にうっとりしてしまうことあるんです。
けれど。そんなこともわからなくなるくらい。
思っている以上に道端には、たくさんのものがあります。
枯葉がたくさん落ちていると、ひとつを忘れてしまうのかもしれません。
だから、白い布とか紙や箱を持っていくのがオススメです。
いくつか手にとって、白の上にとりあえず並べて見ると
見え方が変わってうっとりすると思うんです。
それは、まるでちいさなちいさな美術館。
そこで好きな色とか。愛らしいところとか。
そういう風に見つけられたら楽しいし。
穴が空いている場所が星座に見えて来たり。
こんな色の皮の鞄が欲しいなぁとか。
落ち葉の栞がつくれないかなぁとか。
葉っぱを真似してつくろうと思ったらすごい大変だなぁとか。
しまいには、この葉は、どうして落ちるのだろうか?とか。
こどもたちとどんな話をするのが楽しだろうか?そんなことを考えるの楽しいです。
静かな美術館もいいけれど。
お話をしてもいい美術館もステキだなぁと思います。
アルフェテ工作室では、そんなあそびも探しています。
きっとすぐそばにあるものは、少しの工夫で楽しみに変えられる。
そんなことを見つけられる場所をつくりたいと思っています。
こどもたちの一筆にも一球入魂の瞬間があります。
大人に負けないその集中力は、何かが生まれる瞬間。静かになるとき。周りがピタッと止まるような感覚があります。
その瞬間を目撃できる私たちは、幸運だなぁと思っています。
それは、ちょっと羨ましくもなるのです。
いつでもできる。
いつでも見れる。
いつでも話せる。
これによって10年前よりも自由な時間が増えている代わりに、その瞬間に集中して取り組む時間が減ったように思います。
何かに無心になる時間は、すごく心地がいいなぁと思います。
終わったときの気持ちは、清々しいものがあります。
ものづくりは、この後。形としてそれが見えるようになる魅力があってそれがまた嬉しいです。
いつでも。できることは、ある意味で自由です。けれど。終わりがないものは、疲れてしまう。集中することで、リズムが生まれることっていいなぁと思います。
わかっていても。いつでもできる方が優先になってしまうので、こういう瞬間を見て、私たち大人も選べるといいなぁと思います。
例えば、大人向けの『5分集中するワークショップ』というのも。今後取り入れてみたいなぁとか。僕たちなりにこどもたちから学べることを大人のみなさんと共有することも取り組んでいけたらと思っています。
こどもたちは、集中力を続けるのがちょっと苦手です。次々と次の目標に進んでいってしまいます。大人は、経験を生かして続けることができます。どちらもい良いところがオモシロイと思います。
ワークショップを通して、こどもと大人の関係をつくっていけたらと思っています。
来月より。大人向けのワークショップも用意していきます。ものづくりの時間を過ごして見ませんか?
アルフェテ工作室のものがたり
形の無いおもちゃ
アルフェテ工作室の始まりはワークショップではありませんでした。
いつか1人であそべないおもちゃをつくりたいと思っていたんです。
あるとき。それは、形がなくてもいいのだと思ったんです。
形のあるおもちゃは、世の中に山ほどあるし。それに、いつか飽きてしまいます。(長年愛されるものもありますね。) ワークショップならいつも姿形を変えてあそべるなぁというのが動き出した始まりです。
完成品をつくることにこだわらない『実験』のようなものづくりができたらいいなぁと思いました。
そうやって、ワークショップを開催し始めると。ものづくりが好きな人や、この実験という価値観に惹かれたなかまが少しずつ増えて行きました。
集まるのは、ほとんどものづくりの畑とは違うなかまたち。そんな集まりだからこそできることをやろうと考えていました。
ものづくりが得意な人はもちろんのこと。好きだけど。上手くできないのが恥ずかしいとか。みんなと同じペースでできないとか。
そんな人の気持ちがわかるスタッフがいいなぁと思っています。
例えば、ワークショップのメニューは、そのスタッフ内で試しにやってみたりします。
すると。上手くいかないことたくさんわかります。もちろん楽しいことも。
そして、可能性をどうすれば広げていけばいいのか?いつも考えています。
画材や道具。進行の仕方などを考え直していきます。
そうやって、私たちなりのおもちゃをつくります。
私たちのつくるおもちゃは、参加してくださるみなさんに合わせて変化していきます。
年齢も性別も分けません。
こどもたちがいることで広がる世界と。
大人が広げることができる世界。
いっしょにつくるのは、楽しいし。ユーモアをたくさん見つけることができます。
ものづくりの時間の中で、完成品を上手につくることから自由になって、物事を見る目を養えたらいいなぁと思います。それは、自分を活かしてくれる時間になるのと信じています。
色の名前をたくさん知っていることもスバラシイです。
けれど。文字情報だけでは無くて、自分の目で見た色は、鮮明に美しく記憶に残っていくと思います。
そんな目を持っていれば、見逃してしまいそうなうつくしい時間にたくさん出会っていけるのかもしれないと思っています。
けれど。難しく考えると固まってしまいます。
私たちの言葉で表現するなら
ワークショップ=『形の無いおもちゃ』と考えてもらえたら嬉しいなぁと思います。
みんなでおもちゃであそびたいのです。
いっしょにそんな活動を協動してくれるなかまを募集しています。
詳しくは、以下へ
http://arfete.com/?cat=35
こどもたちに質問するとき。できるだけ答えを用意したく無いなぁと思っています。
ついつい。自分たちの答えへ導きそうになったりしませんか?
こどもたちは、たくさんのハテナ?を見つける天才。
どうして?どうして?の質問が続くと、お母さんたちきっと大変ですよね。
質問を続けてされると答えなきゃいけない気になってくるから不思議です。
でも、こどもたちにどう思うのか?聞いて見るのもいいのかなと思うんです。
わからないとき。こどもたちは、旅に出ます。
例えば、魔女のものづかい学校では、何かに似ているようで、はっきりとはわからないものを描いて見たりします。
それが何に見えるのか?みんなで考えてみるんです。
形が曖昧だと。色が手掛かりをくれたりします。
それから、スケッチブックをくるくると回して見るのってオモシロイのです。
それだけで物事を色々な方向から見る練習にもなります。
向かい合っていると、おともだちの作品は反対から見た絵です。
反対側からしか見えてこない発見を誰かと見つけることができます。
そうやって、一つでない答えをたくさん見つけます。それは、とても軽やかで自由な時間です。
魔女のものづかい学校は、『つくる』と『見る』を繋げる場所です。
大人なって本気であそぶ機会がどれだけあるだろうか?と思います。
本気というのがもうわからない。と思ってしまうくらいこどもたちは、夢中であそんでくれます。
この時の爆発力というのは、もう本当にすごいです。
あんなに小さなこどもたちが、とっても大きな存在に見えるんです。
大人になると。枠の中に収めるのが得意になりますよね。その分、はみ出すのが苦手。
プリンターがあるのだから。キレイに塗られたものは、いつでも見ることができます。
知っていると思い込んでいる色も。別の姿をしているということをこどもたちは、あっけなく見つけてしまうのです。
本気であそぶことは、自分の中のエネルギーを外に出すこと。
スポーツや歌を歌うことだと、イメージしやすいかなぁと思います。
ものづくりは、おとなしいイメージもあるかもしれません。
けれど、ものづくりは元気です。
ものづくりは、力強くもあるし。繊細でもあります。
真剣勝負でもあり。思わず笑ってしまうようなこともあります。
アルフェテ工作室は、上手な絵の描き方を習う場所ではありません。
実験的なものづくりをする場所です。
アルフェテ工作室に来る理由は、いくつあっても嬉しいです。
絵や工作が好き。
同じようにものづくりをするなかまに出会いたい。
のんびりしたい。
画材のあそび方を見つけたい。
自由研究をなんとかしたい。
思いがけないものができる瞬間に立ち会いたい。
自分の表現を磨きたい。
魔女の見習いになりたい。
アルフェテ工作室では、工作の魔法であそびます。初めての方も大歓迎です。
もうすぐ夏休み。特別な体験をしてみませんか?
ワークショップの予定は、SNSでお知らせします。どうぞよろしくお願いします。
表現の世界って言われるとなんだかよくわかないと言う方いらっしゃいますでしょうか?
私たちは、表現の世界=例える、ことだと思うんです。
それは、自分が見ているもう一つの世界を誰かに届けると言うことなのかもしれません。
誰かとわかり合うのは容易ではないから。
例えて見るのです。
自分なりに例えることが伝えることじゃないかな?と思います。
写真を撮るのも。
絵を描くのも。
音を奏でるのも。
そして、拗ねてしまうことだって。
どの表現も例えることから始まるように思います。
だから、誤解を恐れずに表現をしてみたらいいと思うんです。
伝わらなくても。あながた見ている世界は、きっと素晴らしいはずです。伝わっていないからといって、自分の世界を否定しなくてもいいと思うのです。
いつしか、相手にきっと届く例えが見つかると思います。
こどもたちと一緒に表現してみると。
例えることばかりです。
こどもたちも自分たちの見ている世界をそれぞれの方法で表現してくれます。
アルフェテ工作室では、上手につくるよりも。
何を感じたり、気になったり、好きになったりするか?を伸ばしてもらえたらと思っています。
ものづくりは、自分を知るのにとっても良いものです。
そして、表現は今まで目に見えなかったことを目に見えるようにすることができます。だから、誰かと一緒に分け合うことができます。
アルフェテ工作室であそぶ人も。案内する人も。
お互いに表現できる場所です。みんなで楽しいことを持ち寄る場所です。毎月、様々な場所でワークショップを開催してます。
伝えることは、きっと一つではないと思います。
アルフェテ工作室は、あそびながらひとつをふたつにする場所です。
色を混ぜながら、今まで見ていなかった生活の色を探したり。
好きな食べ物の色のことを考えたり。
白か黒の2つよりも。
自分が好きな色を見つける時間は、誰かと何かを分け合う時間です。
好き勝手にあそぶだけではなくて、いろいろなことを試して見ながら世界を捉えて見るのがアルフェテ工作室です。
工作の案内人がものがたりのあそび方を教えますよ。
なんとなく三角。というのも愛らしいなぁと思います。
森に行ったとき。木が三角に見えることありませんか?
けれど。それは、はっきりとした三角ではなく。なんとなく三角。
その曖昧な形から降り注ぐ木漏れ日は気持ちがいいし。
風で揺らぐ三角は、どこか人のようにも見えて愛らしいです。
三角は、尖っているけれど。実は、優しいようにも思います。
表面的ではわからないことというのが多くありますよね。
丸く見えても、チクチクするものもあれば。
尖って見えていても、中は柔らかいものもあります。
お母さんたちは、こどもたちにモノの見方をどういうふうにお話ししていますでしょうか?
こどもたちに大切なことを伝えるときに、大人の方も今まで見ていなかったものを見ることできるなぁと思います。
ものづくりしながら、外側と内側。そしてその間を感じたり、考えたりしながら、たくさんの世界を捉える実験をアルフェテ工作室では行います。
こどもから、大人までものづくりの時間で楽しんでもらえたらと思っています。
ワークショップは、完成品をつくることに限らず、時間の中で生まれる経験にも価値があると思うんです。みなさんと一緒につくる時間は、愉快ですよ。みなさんのお越しをお待ちしています。