#ものづくりをもっと楽しく
◎ワークショップのガイドブックは持っていますか?

ワークショップに行く前に


○用意からワークショップが

はじまっている?

「帰るまでが〇〇です」

でも実はこれ。「行く前から、〇〇がはじまっている」とも言えるのでは?と思っています。

同じようにワークショップも席に着く前から始めることができるかもしれません。

今回はアルフェテ工作室のワークショップ参加前におすすめしたい2つのことをお届けしようと思います。


○世界の好きなものを見つける

例えば、魚をモチーフにした工作の前には図鑑を開いてみましょう。

ここでは、すばしっこくってつかまえることが難しい魚たちの形もじっくり見ることができます。ふだんは見ることが難しい表面のもようや尾ヒレの色だって鮮明に見ることができるのです。

それに。好きなページから読むことができます。だから、自分のペースでじっくり読むこともできます。そして、図鑑は読み込むことでちいさな博士にだってなれてしまう。

自分の中の好きなことを広げましょう。その中身を磨いてみましょう。

はじめて知ったことや好きなことが見つかったら自分の手から生まれたものへ世界を与えてあげましょう。図鑑はきっとそんなときの手助けになってくれるはずですよ。

 


○知らない世界をのぞいてみる

ものがたりの中の動物たちは、楽しそうです。不思議な色や模様をまとっていたり。料理ができたり、お話ができたり。

ピンク色のライオンも
チョコレート好きのゾウも。
とっても自由で、ちょっぴり羨ましい。

一見ヘンテコな動物がいてもそれはまだ人間が見つけられていないだけ。実は、どこかにいるかもしれないのです。

そんな動物たちとワークショップの前に出会いましょう。そうすると、じょうずにつくることよりもまるで目の前の動物たちといっしょに遊んでいるような。つくるの先のものがたりまで見つけられるかもしれません。

そして。いっしょに過ごすうちに動物たちの声が聞こえてきたら。きっとものがたりのはじまりです。


○ものがたりの味方を、そばに。

好きなものを見つける。知らない世界をのぞいてみる。

そんな経験を重ねると。どこかに続くようなものを見つけられると思うのです。

そして、隣のおともだちが見つけた好きなことを教えてもらえるとなんだか嬉しい。そんなお友達には自分の好きなものもおすそ分けしてあげましょう。思いがけないものがたりに出会えるかもしれません。

つくるじかんはたった一人きりではない。それに一度きりとも限らないのです。

いっしょにものがたりを見つけにいきましょう。そして、好きなことが見つかったらぜひお友達やわたしたち案内人にも教えてくださいね。お話しできることをたのしみにしています。

文:田中