新しいワークショップの始め方
アルフェテ工作室を始める前は、将来『おもちゃ』をつくりたいと思っていました。
偶然。ワークショップを頼まれたことがきっかけでした。その頃から形のないものへの魅力に引き寄せられていったのが私たちの始まりです。
誰かとあそぶおもちゃをつくりたいと思っていました。
もう世界には、スバラシイおもちゃがあって。新しくつくる意味があるのか?それも何度も考えたのを覚えています。
ワークショップをやるうちに。おもちゃは、形のあるものに限らないと思うようになりました。
私たちにとって、ワークショップは、おもちゃです。
その場でおもちゃであそぶように手を動かしてみるんです。
はじめは、何なのか?わかりません。
けれど、さわっているうちにそれが何かわかってきたりします。
一人だと始めるのに足踏みをしてしまいそうなことも。集まったなかまとなら心強いです。
おもちゃというのは、私たちを自由にしてくれるものだと思います。
ワクワクするし。すぐに新しい喜びがあります。そして、やさしいんです。
ワークショップのようなおもちゃは、人に合わせて変えていける魅力を持っています。
それは、雲に似ているかもしれません。いつも揺らいで流れて、形を変えていきます。そして、雲は周りの変化を受けるし、何かに作用もします。
それは、参加してくださるみなさんといっしょにつくるからです。
アルフェテ工作室では、いっしょに活動するなかまを募集しています。
実は、おしゃべりが上手な人とワークショップを運営したいとは思っていません。
参加者のみなさんのためにそこを磨くことは良いことだと思っています。
けれど。それよりも気づかいをできる人。相手の気持ちや立場になってみようと、目の前の人に耳を傾けることができる人といっしょに活動したいと思っています。
美術の知識は求めていません。いつまでも初めてつくるときの気持ちを想像できるような雰囲気をいっしょにつくって行きたいと思っています。
アイディアがすぐ閃かなくても心配いりません。そこは、ノウハウを共有します。考えることは、練習をすればできると思っています。そして、愉しいことですよ。
ワークショップの運営に関わらず。裏方で関わりたいという方も歓迎します。
実際のところ。裏方の準備の方が多いくらいです。
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